1
華麗に鮮烈に、戦場(いくさば)に登場した勇者シンク。
ミルヒに教わったルール通り、得意のアスレチックアクションと棒術で敵兵を次々撃破で大活躍!
そして前線で戦うビスコッティ騎士団の親衛隊長、エクレールと合流!
元気に挨拶するシンクを見て、エクレールは微妙に不安。
「この勇者、ちょっとアホっぽいけど大丈夫か!?」
2
それはそれとして、シンクはエクレールにビーム系必殺技「紋章砲」を教わる。
フロニャ力(ちから)を輝力に変えて、自分の武器から撃ち放つ!
その後、ガレット領主レオ閣下が出撃。シンクとエクレールの二人を軽く蹴散らしたり、
シンクは蹴散らされついでにエクレールを押し倒したり、
エクレールの控えめバストをうっかり揉んでみたり、その結果エクレールに鉄拳制裁を食らったりといろいろと大変なことに。
3
まあその後、レオの超絶紋章砲「獅子王炎陣大爆破」をエクレールの機転でなんとか回避したり、二人で協力しての攻撃が決まったりして、シンクとエクレールはなんとかレオを撃破!
その後ちょっとしたハプニング(シンクの誤爆攻撃でエクレールがほぼ全裸に、その様子が全国ネットに大放送)があったりしたものの戦の勝利はほぼ確定。
世間的にはこの勇者が「ゆかいな勇者」という評価がほぼ確定。
エクレールからの「ダメだこのアホ勇者、私がなんとかしないと」という評価は完全に確定。
4
ともあれビスコッティが勝利すれば、戦勝イベントはビスコッティ側の「歌と音楽の宴」に決定。
そして「勇者の帰宅」について心配するミルヒとシンクだったが、周りは「?」な顔。
それをそのはず「一度召喚した勇者は、もとの世界には帰せない」というのがフロニャルドの一般常識。
知らなかったのは召喚主のミルヒと、召喚勇者のシンクだけ。
「えええええーー!?」という二人の叫びが、フィリアンノ城近辺にこだましたりしなかったり……。