1 「姫様誘拐!返してほしくばミオン砦に奪還しに来てね!」そんな宣戦布告を堂々と受けて立った勇者シンク。急いで姫様救出に向かおうとするシンクに、エクレールの制裁・親衛隊長キックが炸裂する。 今回のような「アポなし宣戦布告」は、ノリで応えるのも布告された側の裁量だが、「今忙しいからまた今度」と断る事も余裕でできる。「姫様はコンサートがあって忙しいから返して!それに誘拐なんかしなくても、一騎打ちがしたいなら受けて立つよ!」が、今回の状況における勇者的正解だったのだが、そんな事を知るよしもないシンクがノリで答えてしまった事にご立腹のエクレール。しかしこれは教育係としての手落ちでもあり、とりあえずエクレール・リコッタ・シンクの3人は急いで姫様救出に。 一方さらわられた姫様はというと、ミオン砦で完璧(パーフェクト)接待を受けていた。 近衛メイドのルージュや、レオのペット、ヴァノンとその子供達と談話しつつ、ミルヒは近頃のレオの様子を心配するのだった。
2 ミルヒを誘拐したガウルにも、いろいろと思う所や真面目な思い――ここ最近の戦の事や、ミルヒとレオの不仲について――がある様子で、勇者シンクとのタイマン希望もその一環。 一方、砲術士リコッタの砲弾援護もあって、見事ミオン砦内部に突入成功したシンクとエクレール。しかしそこに立ち塞がるのはガウル直属の精鋭隊と、ガレットの将軍ゴドウィン。狭い砦内で取り囲まれての戦闘と、無闇に声が渋いこの将軍の強さの前にピンチの二人。シンクとエクレールは「ここは私/僕に任せて先に行け」のゆずりあい精神を見せるが、ここでも二人は噛み合っているのやらいないのやらで、やっぱり口論に。そんな様子に将軍もご立腹。「この土壇場で、楽しいやりとりしてんじゃねえ!」と斧を振り上げて二人に襲い掛かる。勇者と親衛隊長、ピンチ!
3 そこに颯爽と現れたのは、ビスコッティ騎士団隠密隊の二人。自由騎士にして隠密隊頭領、ブリオッシュ・ダルキアン(属性:大陸最強)と、隠密筆頭、ユキカゼ・パネトーネ(属性:「ニン♪」)。心強いにも程がある応援到着に、エクレールの瞳もキラキラ。 そしてブリオッシュの「紋章剣・烈空一文字」や」ユキカゼの「紋章拳・狐流蓮華昇」といった必殺技も炸裂。 ユキカゼは降参して捕らわれていたリコッタを助け出し(※捕虜奪還扱いなので、助けられたリコッタはその場で戦線復帰が可能。ルール違反ではないであります)リコ&ユッキー式砲術で、砦内部の戦闘を支援。 ハデに盛り上がる砦内の戦闘をブリオッシュに任せ、シンクとエクレールは砦の内部へ突入。ところでその頃、ガウルの姉君レオ閣下は、大変ご立腹で出撃準備中。どうやらガウルを叱りに行く模様。
4 そして、砦内部でエクレールはジェノワーズの3人と親衛隊対決(3対1!) シンクはガウルと初対面&初対決! 「姫様は返してもらうよッ!」 「いいぜェ!やれるもんならなァ!」 勇者VS王子、正々堂々、試合開始! 迫り来るのはミルヒのコンサートの開演時間。 勇者シンクは、無事にミルヒを助け出せるか――!?